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歯の神経をできるだけ守るために ― MTAセメントという選択肢

以前のコラムで「できるだけ歯の神経は取らない方がよい」というお話をしました。
しかし実際には、冷たいものや甘いものがしみて歯科医院を受診した際に、「神経を取った方がいいですね」と言われることもあります。

そのようなときの治療方法の一つとして、MTAセメントを使用することで、歯の神経を残せる可能性がある場合があります。

歯の神経を取るとどうなるの?

歯の神経(歯髄)には血管が通っており、そこから歯に酸素やミネラルなどの栄養が運ばれています。神経を取ると、これらの栄養供給が行われなくなるため、歯がもろくなり、虫歯や破折が起こりやすくなる傾向があると考えられています。

つまり、神経を残すことは歯を長持ちさせることにつながる、という考え方になります。

MTAセメントの主な特徴
  • 神経に伝わる刺激をやわらかく遮断する
  • 炎症を抑える方向に働くと考えられている
  • 細菌の侵入や増殖を防ぐ性質がある
  • 「第二象牙質」と呼ばれる新しい象牙質の形成を促す

これらの性質から、当院では症例に応じてMTAセメントによる治療をご提案することがあります。

終わりに

すべてのケースで神経を残せるわけではありませんが、状態によっては選択肢の一つとなる治療法です。

治療内容について不安なことやご質問がありましたら、どうぞお気軽にスタッフまでお声がけください。

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