今年最後のコラム<慢性炎症の続き>
もう今年も残すところあとわずかとなりました。皆さま、それぞれお忙しい日々をお過ごしのことと思います。
来年も引き続き、健康に役立つ情報をコラムとしてお届けしていきますので、ぜひ読んでいただけたら幸いです。なお、ご質問がありましたら、メールにてお問い合わせください。
慢性炎症と免疫の新しい視点
2025年のノーベル生理学・医学賞では、制御性T細胞(Treg)とFOXP3遺伝子が、私たち自身の体を免疫の過剰な攻撃から守る働きをしていることが評価されました。研究により、Treg細胞は体内の炎症を抑え、免疫の暴走を防ぐ役割を担っていることが分かってきています。
食生活と炎症の深い関係
オーソモレキュラー医学の分野では、精製された炭水化物や加工食品、種子油を中心とした食生活が、Treg細胞の働きを弱める可能性があると指摘されています。血糖値の乱高下や酸化ストレスが高まると、体内で炎症が起こりやすくなるため、日々の食生活が免疫バランスに大きく影響すると考えられています。
免疫バランスを整える4つのポイント
① 栄養を第一に考える
人工的に加工された食品を控え、抗酸化物質を多く含む食品を取り入れることで、体内の活性酸素が減少し、ミトコンドリアの働きが整いやすくなります。その結果、Treg細胞が働きやすい環境づくりにつながると考えられています。
② 微量栄養素を適切に補う
ビタミンやミネラルは、免疫機能を支える重要な栄養素です。不足しないよう、食事や必要に応じた補給を意識しましょう。
③ ライフスタイルの調整
適度な運動、十分な睡眠、ストレスをため込まない生活は、ホルモンバランスを整え、免疫機能の維持に役立つとされています。
④ 有害物質をため込まない工夫
軽い運動で汗をかくことや、腸内環境を整えることは、体に不要なものを排出しやすくする一助になると考えられています。

まとめ
慢性炎症は、日々の生活習慣と深く関係しています。無理のない範囲で、食事・運動・睡眠・ストレスケアを少しずつ見直していくことが、免疫バランスを整える第一歩になるでしょう。
ご不明な点や気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
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