何故、今メタルフリー治療なのか?
日本国内での歯科治療はこれまで、メタルクラウンや、メタルコアをはじめとする、通称「銀歯」と呼ばれる治療が一般的でした。結果、日本人の銀歯の保有率は20~60代で7割を超えており、特に40代は男性76.6%、女性82.9%という結果が出ています。スリーエムヘルスケア社の調査によると、実は、銀歯がお口の中に入っているのは先進国の中で唯一、日本だけと言われており、国内では今、社会問題になっております。
1つ目の原因
銀歯で使用される歯科用アマルガムの主成分の50%は水銀である事です。その他にも、亜鉛、パラジウム、ニッケル、クロムなど銀合金など、どれもが人体に有害と言われる金属ばかりがお口の中に入っているのです。銀歯は年数が経過すると錆びたり、劣化したり、イオン化・溶出して体内に取り込まれたり、長期間お口の中にあることで、それらの金属は体内に蓄積し、金属アレルギーを引き起こすため、アメリカやヨーロッパなどの先進諸国では使用禁止されている材料ばかりかも。
2つ目の原因
メタルクラウンやメタルコアなど、いわゆる銀歯の一般的な治療は、保険診療で進められておりました。ゆえに、ほとんどのドクターは、人体に害があると分かっていても、厚労省に文句は言えない実態がありました。そして、未だに保険診療による、銀歯治療が行われている実態があります。クラマス歯科では、これを歯科の盲点と呼んでおります。
クラマス歯科のメタルフリー治療
クラマス歯科では10年以上も前から、保険診療では対応出来ない、メタルフリー治療を推奨してまいりました。理由は、銀歯等に使用される歯科用金属が人体に有害だからです。クラマス歯科のメタルフリー治療は、ジルコニアのオールセラミック治療と、コンフォートと呼ばれるシリコンで出来たノンクラプスデンチャーなどの治療方法があります。
また、被せものがセラミックでも、土台の部分が金属だったりすると、金属が解けて歯茎が黒ずんだりする、メタルタトゥという問題があるため、クラマス歯科では、土台の部分もメタルを利用せず、ファイバーコアを採用している、完全メタルフリー治療を推奨しております。なので、他の歯科医院で利用される、金属を使ったセラミックやプラスチックは使用しておりません。
メタルフリー紹介動画
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金属アレルギーが心配
歯の色、形、歯ぐきの黒ずみが気になる
そんなあなたへメタルフリー治療はご存じですか?フルジルコニアは金属を使用しないので、金属アレルギーの心配も、歯周組織を黒ずませることもありません。かぶせ物(クラウン)、つめ物(インレー)、ブリッジも対応できます。
KaVo Everestジルコニウム・ソフト
KaVo EverestRジルコニウム・ソフトとT-Blank チタンブランクは、生体毒性、炎症性、過敏性、急性全身毒性、組織学的親和性、遺伝毒性に関して、生体適合性がテストされています。このテストの結果から、KaVo EverestRジルコニウム・ソフトとT-Blank チタンブランクは、ISO10993-1※に定義される生体親和性を有していることが確かめられています。
※ISO10993-1 : 医療用具の生物学的安全性における国際基準規格
メタルフリーコア
歯科治療のコアとしては以下の三種類があります。
- メタルコア(有害金属が溶け出し、歯茎が黒ずむメタルタトゥや金属アレルギーの心配あり。)
- レジンコア(強度や接着、長期的な虫歯やピンの除去時に割れてしまい、抜歯するなどが心配あり。)
- ファイバーコア(強度かつ再治療が必要になっても除去の心配も無い。)
クラマス歯科では、セラミック使った歯科治療ではなく、有害な歯科金属を一切使わないセラミック治療を提供しております。
そのため、ただの「セラミック治療」や審美歯科としてではなく、メタルフリー治療と呼んでおります。
治療内容 | 金属、スクリュー、レジンでの土台を外し型を取りグラスファイバーを作成します。当院では、信頼のおけるペントロン社製を使用しています。 |
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治療期間・回数 | 院内の技工士が作成するので、一度の型取りで作製します。患者さんのご希望に沿うように最短で治療可能です。 |
費用 | 11,000円 |
リスク・副作用 | 金属を一切使わないのでアレルギーの心配はありません。 |
治療内容 | 右上の中切歯、側切歯の被せている変色している冠を、金属の土台とともに外し、グラスファイバーの土台を入れ、左上の中切歯、側切歯は、レジン(プラスティック)の詰め物を取りその部分に生体親和性があり、抗菌性のあるセラミックペーストを埋めて型を取ります。 |
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治療期間・回数 | 4,5回 |
費用 | 透明感があるものを使用:1本 121,000円 |
リスク・副作用 | ジルコニアセラミックでの副作用は、報告されていません。 |
治療内容 | 左右中切歯のレジンの詰め物を取り、生体親和性、抗菌性のあるセラミックペーストを埋めて型取りをしました。 |
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治療期間・回数 | 3回 |
費用 | 透明感があるものを使用:1本 121,000円 |
リスク・副作用 | ジルコニアセラミックでの副作用は、報告されていません。 |
コアの比較
金属 | レジン | グラスファイバー | |
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色 | 銀色 | 白色 | 自然な白色 |
汚れ(歯垢) | 付きやすい | 付きやすい | 付きにくい |
歯周病・むし歯 | なりやすい | 普通 | なりにくい |
変色・劣化 | 錆びる・変色あり | 変色あり | なりにくい |
アレルギー | 金属アレルギー | レジンアレルギー | なし |
保険適応 | あり | あり | なし |
メタルフリー治療のリスクや副作用について
メタルフリー治療のリスク、副作用については、現在のところないと考えています。
なぜなら、重金属、歯科金属を含め生体に害があるためです。活性酸素の原因となります。口の中の金属から流れる電流・電圧により交感神経の過緊張が生じ、免疫力低下し様々な症状が出るからで、メタルフリーにするとそれが防げると考えています。ガルバニック電流は、平均350mvになり、心電図をとる際には、3.5mvを超えると心肥大と診断されるそうです。
治療費
オールセラミックス(ジルコニア)
ZR-M (スタンダード) | ||||||||
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ZR-E (ハイグレード) | ||||||||
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ZR-B (プレミアム) | ||||||||
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その他
ハイブリッドセラミックス |
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素材:ハイブリッドセラミックス 費用: |
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ファイバーコア |
素材:グラスファイバー強化型樹脂 費用:11,000円 |
ファイバー繊維の土台は、保険診療で利用する金属を使わない土台とは異なり、自然で透明感のある美しい歯を再現できるので美しさと耐久性を求める方におすすめです。 また、メタルコアを使用した場合、時間の経過とともに、金属が溶け出し歯茎が黒ずむのに対し、ファイバーコアの場合、歯茎が黒ずむメタルタトゥの心配がありません。弾力性があり、歯根破折予防に効果があります。 |
(写真提供:和田精密歯研)
症例紹介
マルチレイヤーのジルコニアを使用した
症例紹介
前歯部のために設計された、非常に透明感のあるマルチレイヤーのジルコニアです。
治療内容 | 左上前歯2本をマルチレイヤーのジルコニアに。 |
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治療期間・回数 | 治療期間 3週間、回数 3回(期間中は仮歯を装着) |
費用 | 1本121,000円×2本=242,000円(税込) |
リスク・副作用 | 副作用は、報告されていません。 |
治療内容 | 右上犬歯から左上の第一小臼歯までをマルチレイヤーのジルコニアに。 |
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治療期間・回数 | 治療期間 4週間、回数 4回(期間中は仮歯を装着) |
費用 | 1本121,000円×7本=847,000円(税込) |
リスク・副作用 | 副作用は、報告されていません。 |