国際栄養医学シンポジウム2025に参加して
9月14日・15日に東京で開催された「国際栄養医学シンポジウム2025」に参加してまいりました。
今回のテーマは、「未来を創る慢性炎症戦略~統合医療と食習慣でデザインする20年後の世界~」。
糖尿病・がん・アルツハイマー病・パーキンソン病・アトピー性皮膚炎・花粉症・自己免疫疾患など、さまざまな慢性疾患が増え続けています。
歯科領域でも、歯肉炎や歯周病といった病気が慢性炎症と深く関係しています。
食習慣と慢性炎症の関わり
慢性疾患を予防する上で、まず大切なのは「毎日の食習慣の見直し」です。
戦後の食の変化が慢性炎症の増加に無関係ではないという報告もあり、食生活のあり方が改めて注目されています。
身の回りの化学物質について
私たちの生活環境の中で、8万種類以上の化学物質が使用登録されていますが、その多くは政府機関による十分な安全性検査を経ていないといわれています。アメリカでは、毎年2000種類以上の新しい化学物質が商業利用されているそうですが、その内45%が人体毒性の検査を受けていないといわれています。
こうした背景からも、ご自身でできる範囲で添加物や加工食品に気をつけることが重要だと感じます。
今後も随時、皆さまのお役に立てるような情報をコラムでご紹介してまいります。どうぞ引き続きお読みいただければ幸いです。