オーソモレキュラー医学会について
今年の「国際栄養医学シンポジウム」が、9月に東京で開催されます。
今回のテーマは「慢性炎症戦略」。多くの先生方が、講演される予定です。私も、もちろん参加いたします。
2名の歯科医師の先生が、歯科と栄養医学、腸内環境健全化ための栄養アプローチについて講演されます。
炎症には大きく分けて「急性炎症」と「慢性炎症」があります。
「急性炎症」は、ケガや感染などによって突然起こるもので、比較的短期間で治まるのが特徴です。しかし、急性炎症がしっかりと治りきらずに長引くと、「慢性炎症」に移行することがあります。慢性炎症は炎症が数か月以上長引いたり、治療にも時間がかかる場合があります。
この慢性炎症は、アルツハイマー病、心臓病、がん、糖尿病など、さまざまな病気のリスクを高めるだけでなく、「なんとなくだるい」「疲れが取れない」といった不調(不定愁訴)の原因にもなります。
その対策には、バランスのとれた食事(炎症を抑える働きのあるオメガ3脂肪酸やビタミンDなどを含む)、適度な運動、充分な睡眠、そして酸化ストレスを減らすことなどが大切だと考えられています。
学会終了後に、新たな情報をまた皆さまにお伝えします。