口内炎・口角炎の原因と対策について
口内炎とは小さな円形、楕円形の白っぽい傷で炎症性の潰瘍です。
口角炎は、唇の両角にできる炎症で、赤み・ひび割れ・痛みなどの症状があり、唇を閉じたり開いたりすることで痛みが増します。
口内炎について
口内炎の原因
口内炎の原因は、精神的なストレス・疲労・風邪などの病気で免疫力が下がったり、誤って頬・舌を噛んだり、硬い食べ物を食べて粘膜を傷つけてしまったりすることが考えられます。女性では、ホルモンバランスの変調により口内炎ができることがあります。
対策におすすめの栄養素
ビタミンB群…ビタミンB群が不足すると、口腔内の粘膜が弱くなり、口内炎が発生しやすくなります。
ビタミンA…不足すると、粘膜が乾燥し、細菌感染を受けやすくなります。
ビタミンC…不足すると、コラーゲンの生合成が不十分で粘膜の回復力が低下し口内炎が発生しやすくなり、傷が治りにくくなります。摂取することで抗酸化作用で炎症を抑える効果もあります。
口角炎について
口角炎の原因
口角炎の原因は、口呼吸や唇を過剰になめることで唾液が付着し、乾燥と湿潤が繰り返されることで炎症が起きることや、細菌・真菌による感染、口紅・歯磨き粉・食品によるアレルギー、栄養不足が考えられます。予防法は、リップクリームやワセリンで口角を保護することです。
対策におすすめの栄養素
ビタミンB群…ビタミンB2・ビタミンB6は、皮膚・粘膜の健康維持。ビタミンB12が不足すると口角炎が起こりやすくなります。
亜鉛…皮膚、粘膜の健康維持。免疫力を上げ、細菌・真菌の感染予防。創傷治癒のサポートをします。
もしもサプリメントでの補給を考えるなら
当院の患者さんの血液検査結果をみますと、殆どの方にビタミンB不足が見受けられます。今はそのような症状が無くても、ビタミンBは3大栄養素からエネルギーを作るためにも大変重要で、皆さんが取るべきビタミンです。もしもサプリメントでの補給を考えるなら、複数のビタミンがあらかじめミックスされた原材料<プレミックスビタミン>ではなく、個別に天然由来ビタミンを組み合わせてビタミンBの働きをサポートする核酸が入っているものをおすすめしています。