唾液の効用とは
食事の時にはよく噛んで食べるように注意されたことはありませんか?これは、よく噛んで食べると食物を消化、吸収しやすくなるからです。
唾液には、
- 食べ物を溶解して味覚を促進させる
- 食べ物を洗い流す
- 歯の表面に被膜を作り虫歯を防ぐ
- 細菌の繁殖を抑える(PH緩衝作用)
- 抗菌作用
などがあります。
口臭予防のためには、食事中によく噛んで唾液がたくさん出るようにし、食後は食べかすが残らないように歯ブラシ、フロスをして口の中を清潔にするといいでしょう。
S コーエンとレイビー モンタルチーニ両博士は、唾液ホルモンが上皮・神経線維の成長を促進することを発見して、1986年にノーベル生理医学賞を受賞しています。
健康のためにも
健康のためにも、よく噛んで唾液を出すことは、とても大切です。
よく噛んでたべることで、硬い食べ物や繊維質の多い食品も食べることができるので食事のバランスが良くなり、栄養不足にもならないうえ、あごの骨や筋肉も鍛えることができます。更に噛むことで脳に刺激を与え認知機能・記憶力低下も防ぐことができます。
『強い丈夫な歯』を維持するために、歯科医院へ定期検診・定期診査に行き、虫歯や歯周病のチェックをしましょう。また、入れ歯が合わないで困っている方は歯科医に行ってかみ合わせの調整をして機能回復することが重要になってきます。