毎日の食生活、少しだけ見直してみませんか?|札幌市西区 クラマス歯科|金属アレルギー、メタルフリー治療|歯科医院 歯医者

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毎日の食生活、少しだけ見直してみませんか?

「超加工食品」という言葉をご存知でしょうか。
超加工食品とは、5種類以上の素材を含んだ「工業的に加工された食品」で、一定の食品添加物などを含んでいる食品のことです。

コンビニファストフードの食事にも多く含まれています。

「超加工食品」の摂取が10%増えると、癌になるリスクが12%アップすると、パリの13の大学で行われた研究内容で発表されました。(約10万人の成人の食事を8年間追跡した結果です。)

今、日本では
・就学前の幼児肥満の増加
・高校生の4割超が生活習慣予備軍
と言われて、問題視されつつあります。

子供たちの肥満は、ほとんどが「単純性肥満」といわれ、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回っているために起こっています。これは、食事のバランスが悪く、糖質、脂肪、塩分が過剰で、超加工食品を食べていることも原因の一つと考えられます。当然、タンパク質不足も起き、ビタミン、ミネラルも充分に取れてはいないでしょう。

コンビニ・ファーストフード

炭酸ジュース500mlには、約50gの砂糖が含まれています。ジュース1本のコップに約半分の砂糖。これでは、身体にも歯にも良いとは思えませんね。

すぐにキレる子が多いのも、食生活が関係していると言われています。
まだ科学的に証明はされていないですが、教育現場では、超加工食品をやめて食事を変えると子供たちに落ち着きが出るという話もあります。

長野県のある中学校で、校内暴力や非行がおき、学習も無気力だったのが、授業改革と同時に給食を改革したところ非行や暴力がなくなり、学力テストでも全国平均より高い成績を上げるようになったそうです。

当時の給食は、米飯は週1回で、揚げパンやハンバーガー、肉のおかずが多かったのを、週5回の米飯、無農薬、低農薬野菜、国産の肉、魚の和食に切り替えたそうです。

これだけで変わるのなら、毎日の食事を見直してみるのも良いかもしれません。

塩分・糖分・脂質の量

古来、「食」というのは、簡単に手に入るものではなく、調理するにも手間暇がかかるものでした。コンビニやファストフード、カップ麺や、スーパーの調理済みのおかずなど、手軽で便利に「食」が手に入るようになりました。私たちは、食のありがたみを忘れがちになっているかもしれませんね。

食とは、本来他の命をいただくことであり、<いただきます>と手を合わせる行為で、【植物、動物の命をいただく】ことに感謝と祈りを捧げています。

現代社会で、完全に加工食品ゼロの生活は難しいと思います。でも、今の子どもたちが、時間と愛情をかけてごはんを作ってくれた家族に感謝の気持ちを持ったり、命のありがたみを感じられる大人に育っていってほしいと思います。

加速で食事

最後に、超加工食品の持つ「うまみ成分」について述べておきますので、ぜひ参考にしてください。

加工された「うまみ成分」のほとんどは、食塩、化学調味料、タンパク加水分解酵素です。これにカツオエキスを加えれば、色々な味がすぐに出せます。

タンパク加水分解酵素は、塩酸で強制的に分解するので<塩素化合物>が発生します。これは発がん性が疑われています。

お醤油も本来、伝統的な製法では2~3年かかり、大豆のタンパク質のうまみのもとであるアミノ酸に分解されます。ところが、大豆の粉に塩酸を入れて鍋で煮ると、複雑なアミノ酸溶液がすぐにできます。

だしの素、コンソメ、中華スープの素等には、先ほどの「うまみ成分」が入っているのは間違いないと思います。ぜひ一度、商品の裏に書いてある表示をご覧になってみてください。

また、日本人の食品添加物の摂取量は、1人1日あたり平均10g以上といわれています。厚生労働省が出している1日の塩分摂取量目標値が成人男性で7.5グラム、女性で6.5グラム。私たちは毎日、塩よりも沢山の食品添加物を摂っている事になります。

“Sunset Yellow may have an adverse effect on activity and attention in children.”
「黄色5号」(食品添加物の着色料)は、子供の活動性や注意力に悪影響を与える可能性があります

イギリスのスーパーでは、この表示が普通に使われています。


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