女性が気になるニキビ対策 〜栄養の視点から考えるケア〜
先日、若い女性の方が歯科検診を希望されて当院に来院されました。お話をうかがってみると、数年間ニキビ治療のため皮膚科に通院しているものの、なかなか改善を感じられないというお悩みをお持ちでした。これまでに、ビタミンB・C、抗菌薬、外用ローションなどを処方されていたそうです。色々とご質問を受けましたので、栄養療法的アプローチをしたらどうかとご提案させていただきました。
そういった経緯から今回は、栄養療法の視点からのアプローチについてご説明させていただきます。
ニキビと栄養の関係
オーソモレキュラー栄養療法では、皮脂の分泌量を適切に保ち、毛穴に皮脂を詰まらせないことが重要な考え方の一つとされています。
ニキビの主な原因としては、
- 皮脂の過剰分泌
- 毛穴の詰まり
- アクネ菌の増殖
などが挙げられます。
ビタミンAと亜鉛の役割
患者さまにまずおすすめしたのが、ビタミンAと亜鉛です。
ビタミンAは、皮脂分泌や皮膚のターンオーバーに関わり、ニキビの原因に対して働きかける栄養素として知られています。ただし、皮膚科で処方されるビタミンA製剤(イソトレチノイン)は、食品に含まれるビタミンAとは異なり作用が強いため、副作用に注意が必要とされています。
また、亜鉛はビタミンAを体内で運搬・作用させるために欠かせないミネラルです。

食事と生活習慣も大切なポイント
食生活では、脂質を極端に制限するよりも、糖質の摂りすぎに注意する方が皮脂量が減少したという研究報告もあります。
また、ストレスホルモンであるコルチゾールは皮脂分泌を促すため、ストレス管理や血糖値の急激な変動を避ける生活習慣も大切です。
まとめ
ニキビは、スキンケアだけでなく栄養・食事・ストレスといった体の内側の状態も大きく関わっています。
できることから少しずつ生活を見直し、自分に合ったケアを見つけていきましょう。
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