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歯周の健康をサポートする栄養素は?

歯や歯ぐきの健康を保つためには、「コラーゲン」がとても大切です。

コラーゲンは、歯をしっかりと強く、しなやかに保つだけでなく、細胞同士をつなげたり、細胞の成長や変化にも関わっています。実は、歯ぐきや象牙質(歯の内側の層)の約60%はコラーゲンでできているのです。

コラーゲンは歯周組織だけでなく、肌や骨の健康にも重要な役割を担っています

肌のハリUP!シワ予防に!
体内のコラーゲンの約40%は皮膚組織に存在し、皮膚の形状や弾力を維持しています。コラーゲンが不足すると、肌のハリが失われたり、シワが目立ちやすくなる原因になります。

骨の強さはコラーゲンが決め手!
骨は、芯に鉄筋を入れて強度を高めている「鉄筋コンクリート」のような構造になっています。その鉄筋の役割を担っているのが「コラーゲン」です。コラーゲンの質が悪くなったり、量が少なくなると、骨がもろくなり、折れやすくなってしまうのです。

コラーゲンの役割

コラーゲンを作るために必要な栄養素と歯周病への影響

このコラーゲンを体の中でつくるには、「たんぱく質」「ビタミンC」「鉄」が欠かせません。あなたの体には、これらの栄養素、足りていますか?

もしコラーゲンが不足すると、歯ぐきがやせて下がってしまったり、歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間)が深くなってしまいます。そのすき間に「バイオフィルム」と呼ばれる歯周病菌のかたまりが増えることで、歯周病が進行してしまうのです。

特にビタミンCは、体の中でつくることができない栄養素なので、食事からしっかりと取ることが大切です。野菜などから取るのが理想ですが、調理の際に水にさらしたり、ゆでたりすることで、多くが失われてしまいます。

ビタミンCは、できれば1日あたり2,000mgくらいは摂りたいところです。ピーマンだと約2,680g、レモンだと約2,000g分になりますが、これを毎日の食事で取るのは難しいですよね。そのため、サプリメントで補うのも一つの方法です。

ビタミンc

※「バイオフィルム」とは、ネバネバした細菌の集まりのことです。台所の排水溝にできるヌルヌルとした汚れも、実はバイオフィルムの一種。薬も効きにくいので、歯ブラシでしっかりと落とすことが大切ですが、完全に取り除くのは難しいのです。
栄養状態のチェックについて

たんぱく質や鉄が体に足りているかどうかは、「血液検査」や「オリゴスキャン検査」で確認することができます。気になる方は、一度チェックしてみるのも良いかもしれません。

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