【骨粗鬆症の方は歯周病にも注意?】骨を守る「栄養の足し算」と「生活習慣の引き算」|札幌市西区 クラマス歯科|金属アレルギー、メタルフリー治療|歯科医院 歯医者

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【骨粗鬆症の方は歯周病にも注意?】骨を守る「栄養の足し算」と「生活習慣の引き算」

こんにちは、お口の健康からからだ全体の健やかな未来を守る歯医者、クラマス歯科です。
「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)と歯周病って、何か関係があるのですか?」というご質問を、患者様からよくいただきます。

結論からお伝えすると、骨粗鬆症の方は歯周病にも注意が必要です。一見すると別々の病気のように思えますが、どちらも「骨・結合組織・炎症・栄養状態」など、全身の健康状態と関係しています。特に中年以降の女性やご高齢の方にとっては、気になるテーマではないでしょうか。

歯周病と骨粗鬆症の共通点

歯周病は、慢性的な炎症によって歯を支えるあごの骨(歯槽骨)が徐々に壊されていく病気です。進行すると、歯がグラグラする、歯茎が下がる、噛みにくくなるといった症状が現れます。歯茎だけでなく「骨の健康問題」でもあるのです。

一方、骨粗鬆症は全身の骨の強度や量が低下して、骨折しやすくなる病気です。この2つは同じ病気ではありませんが、加齢やホルモンバランスの変化(特に閉経後のエストロゲン減少)、糖尿病、喫煙などが共通して関わっているとされています。

骨を丈夫にするための「栄養の足し算」

骨の健康というと「カルシウム」を思い浮かべがちですが、カルシウムだけでは十分とはいえません。さまざまな栄養素をバランスよく摂ることが大切です。

  • ビタミンD:腸からのカルシウム吸収を高めます。不足すると副甲状腺ホルモンが活性化し、骨からカルシウムが溶け出しやすくなります。
  • ビタミンK2:骨の材料であるオステオカルシンというタンパク質を活性化し、カルシウムを骨へ定着させる働きがあります。また、MGP(マトリックスGlaタンパク質)の活性化を通じて、カルシウムが血管などに沈着するのを抑える働きも知られています。
  • マグネシウム:骨の形成をサポートし、骨の材料にもなります。カルシウムは足りていても、マグネシウムは不足している方が多いといわれています。
  • タンパク質 + 鉄 + ビタミンC:骨の柔軟性を生むコラーゲンの材料です。
  • タンパク質(十分な摂取):不足すると骨の分解が強まるといわれています。
  • 亜鉛・ホウ素:あわせて摂ることが望ましい微量ミネラルです。

栄養素と食材

カルシウムが骨以外の場所に沈着した例として、動脈硬化のプラークや白内障などが知られています。「摂るだけ」ではなく、ビタミンK2などの働きで「必要な場所に届ける」ことが大切です。

また、日光を浴びると体内でビタミンDが作られます。若いうちからの日光不足は将来の骨の健康に影響する可能性があるため、「適度な日光浴・運動・栄養」の組み合わせが欠かせません。紫外線対策を否定するものではなく、日焼けしすぎない範囲で、無理なく取り入れましょう。

骨を老化させる「生活習慣の引き算」

必要な栄養を摂る(足し算)と同時に、骨を弱らせる習慣を減らす(引き算)ことも同じくらい大切です。

① 糖質の過剰摂取:血糖値の急上昇でインスリンが過剰に分泌されると、骨芽細胞(骨をつくる細胞)の働きが妨げられ、コラーゲンの質も低下しやすくなります。高血糖の状態が続くと、酸化ストレスや糖化、炎症を通じて骨の代謝に悪影響を及ぼす可能性があります。
② 超加工食品:リン酸化合物を多く含むため、カルシウムとリンのバランスが乱れ、骨吸収(骨が溶け出すこと)が促進される可能性があります。
③ 清涼飲料水:リン酸添加物によるバランスの乱れに加えて、高糖質のため血糖値が急上昇しやすく、骨の形成が妨げられる可能性があります。
④ 過度のアルコール・喫煙:アルコールはカルシウムの吸収効率を下げ、骨芽細胞の働きを抑えて骨の形成を妨げるといわれています。また、カルシウム代謝を乱す原因にもなります。喫煙も骨の健康に悪影響を及ぼします。

すべての始まりは毎日の「食生活」にあります。
栄養の足し算と、習慣の引き算。この両方が、健康寿命を伸ばし、楽しい毎日を送るための土台になります。

今日からできる3つのこと
  • 朝や日中に少し外を歩き、日光を浴びる
  • 清涼飲料水を、水やお茶に置き換える
  • タンパク質を毎食しっかり摂り、よく噛んで食べる

歯がグラグラする、歯茎が下がってきた、噛みにくいなどの症状がある方は、お早めにご相談ください。また、骨粗鬆症のお薬(ビスホスホネート製剤など)を服用されている方は、抜歯などの処置に注意が必要な場合がありますので、必ず歯科医にお伝えください。ワルファリンなどの血液をサラサラにするお薬を服用中の方は、ビタミンK2を含む食品やサプリメントについて、事前に主治医にご相談ください。

お口と骨の健康を守り、いつまでも元気な生活を送るために、まずは日々の食事バランスから見直してみませんか?

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