身近な生活から考える「マイクロプラスチック」の健康影響と、歯科でのアプローチ
こんにちは。お口の環境とからだの安全性を真剣に考える歯科医院、クラマス歯科です。
最近、ニュースや論文などでも目にすることが多くなった「マイクロプラスチック」問題。飲料水や食品、大気など、私たちの身近な環境から体内に取り込まれる可能性が指摘されており、その健康への影響について世界中で研究が進められています。
からだの健康を整える基本が「栄養・睡眠・運動」であることは言うまでもありませんが、環境由来の物質についても正しく知り、できることから対策していくことが大切です。
マイクロプラスチック・ナノプラスチックとは?
一般的に、5mm未満の微細なプラスチック粒子を「マイクロプラスチック」、さらに微細なものを「ナノプラスチック」と呼びます。
これらは水や食品、大気、衣類、容器包装などを介して環境中から摂取され、近年の研究では血液や肺、胎盤、母乳、肝臓、腎臓、脳、さらには血管内(頸動脈プラークなど)からも検出されたことが報告されています。
なぜ注意が必要とされているのか
特に超微粒子であるナノプラスチックは、粒子が非常に小さいことから生体膜や組織バリアを通過しやすい性質を持っています。
そのため、細胞内への取り込みやミトコンドリアへの影響、組織の炎症誘導といった点において、からだへのリスクが懸念されており、現在も活発な研究が続けられています。

今日から家庭でできる「身近な予防対策」
必要以上に恐れる必要はありませんが、まずは日々の生活の中で「プラスチックの過熱・過剰使用を避ける」ことから始めてみてはいかがでしょうか。
- 容器の移行:プラスチック容器のまま電子レンジ等で加熱せず、耐熱ガラスや陶器の器に移して温める
- 調理器具の買い替え:傷んだプラスチック製のまな板や調理器具は早めに交換する
- 使い捨ての削減:使い捨てのプラスチック容器やペットボトルの使用を減らす
- 衣類の配慮:洗濯時に合成繊維から抜け落ちる微細な繊維流出に気を配る
歯科医療におけるアプローチ(プラスチックの使用を極力減らす)
お口の中も同様です。一般的な歯科治療ではレジン(プラスチック素材の詰め物・被せ物)が広く使われていますが、当院では患者様のお身体への影響や長期的な安全性を考慮し、プラスチック材料の使用を極力最小限に抑える治療(メタルフリー・レジンフリーの選択肢)にも取り組んでおります。
※材料選択やBPA等の影響についての詳細は、以前のコラムでも詳しく解説しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。
「毎日口に入れるもの、お口の中に入るもの」の安全性に目を向けること。
それが、これからの時代のお身体を守る大切なステップになります。お口に入れる素材について気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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