質の高い睡眠が歯を守る?メラトニンと「歯ぎしり・食いしばり」の意外な関係
こんにちは。お口と全身のつながりから根本的な健康を考える歯医者、クラマス歯科です。
猛暑が続く季節、夜はクーラーをつけて休まれる方も多いかと思いますが、皆さま夜はぐっすり眠れていますか?私たちの睡眠サイクルは、脳の「松果体(しょうかたい)」という部分から分泌される「メラトニン」という睡眠ホルモンによってコントロールされています。
体内時計を整える「光」と「毎日の朝習慣」
メラトニンは、太陽光や照明などの「光」によって分泌量が調整されています。
体内時計の正常なリズムを保ち、夜にスムーズな睡眠へ導くための大切なポイントは、「朝起きたらしっかりと朝日を浴びること」です。朝の光を浴びることで体内時計がリセットされ、14〜16時間後に夜のメラトニン分泌が促されます。
メラトニンの材料は「タンパク質」と「ビタミン・ミネラル」
メラトニンが正常に作られるためには、光だけでなく「毎日の栄養」が欠かせません。
メラトニンは、食事から摂るアミノ酸(トリプトファン)から「セロトニン」を経て合成されるため、ベースとなるタンパク質をしっかり摂取することが非常に重要です。感情のコントロールや集中力、睡眠に関わる神経伝達物質は、すべてタンパク質から作られています。
さらに、セロトニンからメラトニンへ変化する過程では、次のようなビタミンやミネラルもサポート役として必要になります。
- ビタミンB群
- マグネシウム
- 鉄分

睡眠不足とお口のトラブル「歯ぎしり・食いしばり」
栄養不足や生活習慣の乱れによってメラトニンが十分に分泌されないと、眠りが浅くなり、夜間も交感神経(緊張モード)が優位な状態が続いてしまいます。
この自律神経の乱れや浅い睡眠が、夜間の「歯ぎしり」や「無意識の食いしばり」を引き起こす要因の一つと考えられています。歯ぎしりは歯を摩耗させたり、歯の破折、顎関節症などのトラブルにつながるおそれがあります。
メラトニンの分泌を妨げる注意すべき習慣
次のような生活習慣はメラトニンの分泌を阻害し、睡眠サイクルを崩す原因になります。思い当たる節がある方は、少しずつ見直してみましょう。
- 日中に日光を浴びる機会が少ない
- カフェインを過剰に摂取している
- 就寝直前までパソコンやスマートフォンを見ている
- 就寝・起床時間が不規則
日々の栄養と生活習慣から眠りの質を高める
安易にお薬だけに頼るのではなく、まずは朝の過ごし方や夜の環境、そしてお身体を構成する「栄養バランス」を見直すことが、質の良い睡眠とお口の健康を守る第一歩となります。
「ぐっすり眠って、しっかり歯を守る」ために、毎日の食生活や生活リズムに少し目を向けてみませんか?気になる症状やお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
HOME
診療内容