噛むことは栄養のスタートライン!「噛む力」が守る健康と予防歯科
こんにちは。北海道札幌市で一生自分の歯で美味しく食べる喜びを支える歯医者、クラマス歯科です。
私たちは毎日食事をして、からだの外から必要な栄養素を取り入れています。
つまり、「噛むこと」こそが栄養アプローチのスタートラインなのです。
コラムをお読みの皆さまは、日頃からよく噛んで食べていますか?
リラックスしてよく噛むことが、心身の健康維持につながることが様々な研究で報告されています。
「噛む力」と健康の深いつながり
65歳以上の日本人を対象とした研究では、残存歯が20本未満の方は、20本以上の歯が残っている人と比較して、6年後の死亡リスクや身体的機能障害リスクが高い傾向にあることが分かっています。
健康な歯でしっかり噛めることは、次のような健康や幸福(ウェルビーイング)に深く結びついています。
- 健康的な食生活の維持
- 友人との交流や外出などの社会的な活動
- 知的能力の維持
- 身体的・精神的な健康の向上
反対に噛む力が低下してしまうと、野菜やビタミン(A、B6、C、葉酸)、食物繊維などの摂取量低下につながり、栄養失調やフレイル、サルコペニア(筋力低下)を引き起こすリスクが高まってしまいます。

「よく噛む」ことで得られる5つのメリット
しっかり噛んで食べることは、身体にとって多くの良い変化をもたらします。
- 消化・吸収を促す:良い消化に向けた大きな一歩となります。
- 誤嚥(ごえん)を防ぐ:スムーズな飲み込みを助けます。
- 脳の血流を増やす:エネルギーを作るための酸素や栄養素が脳に行き渡ります。
- 副交感神経を優位にする:リラックス状態を作り、良い消化を助けます。
- 唾液の分泌量を増やす:唾液に含まれる成分(分泌型IgAやリゾチームなど)がお口や腸の環境を守ります。
噛まないと「腸内環境」にも悪影響が?
あまり噛まずにお肉や魚などのタンパク質を大きな塊のまま飲み込んでしまうと、胃液や消化酵素が表面しか分解できなくなってしまいます。
消化・吸収されなかった未消化のタンパク質は、腸内で悪玉菌のエサとなり、便のニオイのもとになる毒素を生み出して腸内環境を悪化させる原因になってしまいます。
今日からできること
思い当たる節があった方は、ぜひ今日のお食事から「もう少ししっかり噛むこと」を意識してみてください。
ただし、無理に頑張りすぎて噛みすぎてしまうと顎が疲れてしまいますので、まずは「ほどほど」に楽しむことが大切です。
楽しく感謝しながら毎日噛み続けることが、心と身体の元気をつくる大切な原動力になります。
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