話題の「マンジャロ」とはどのようなお薬なのでしょうか?
こんにちは。札幌市西区の地下鉄琴似駅徒歩1分で、お口のお悩みはもちろん、日頃の健康管理まで相談できる歯科医院「クラマス歯科」です。
最近、SNSや動画配信などで、「短期間で体重が減った」という話題とともに、「マンジャロ」というお薬を耳にする機会が増えています。歯科医である私が直接このお薬を処方することはありませんが、有機ゲルマニウム研究会代表・中村篤史先生の記事を読み、多くの方、特に若い女性にも知っていただきたい内容だと感じ、このコラムを書くことにしました。
SNSでは、「1か月で5kg減った」などの体験談が注目を集めています。しかし、体重だけに目を向けるのではなく、お薬の特徴や注意点についても知っておくことが大切だと考えています。
マンジャロはどのようなお薬?
マンジャロは、GIP/GLP-1受容体作動薬に分類される薬剤です。同じ系統のお薬には、オゼンピック、リベルサス、トルリシティなどがあるそうです。
もともとGLP-1は、食事をすると小腸から分泌されるホルモンで、膵臓からのインスリン分泌を促し、血糖値の調整に関わっています。GLP-1受容体作動薬は、この働きを利用して開発されたお薬で、現在は2型糖尿病や一定の条件を満たす肥満症の治療などに使用されています。
一方で、医師の管理を受けずに美容目的のみで使用することについては、慎重な判断が必要とされています。
食欲が抑えられる仕組み
GLP-1受容体作動薬には、食欲を抑えたり、胃から食べ物が送り出される速度をゆるやかにしたりする作用があります。そのため、食事量が減り、結果として体重減少につながることがあります。しかし、こうした作用により、消化器症状が現れることもあります。
- 吐き気
- 嘔吐
- 便秘
- 下痢
症状の程度には個人差があります。
海外でも安全性について議論されています
アメリカでは、この薬を使用した方による健康被害の訴えや訴訟が報道されていることもあります。胃腸症状や胃の動きに関する症状、その他さまざまな健康上の問題との関連について議論されていますが、症例ごとに背景は異なり、現在も調査や検討が続けられている内容も含まれます。そのため、インターネットやSNSの情報だけで判断するのではなく、使用を検討する際は必ず医師に相談することが大切です。
「痩せること」が健康とは限りません
体重が減ることは一つの変化ですが、それだけで健康になったとは言えません。急激な体重減少では、脂肪だけでなく筋肉量も減少することがあります。また、人によっては顔つきが変わったり、皮膚のたるみが気になったりすることもあると言われています。「体重」よりも「健康的な身体づくり」を目標にすることが大切です。
私が皆さんにお伝えしたいこと
私は、日本人、特に若い女性は「痩せなければならない」という意識が少し強すぎるのではないかと感じています。また、肌を白く保つことを意識して日光を避ける方も増えていますが、その結果、ビタミンDが不足しやすくなる可能性もあります。海外では、日焼け対策をしながらも、適度に太陽の光を浴びて生活している方が多い印象を受けます。
日光は、体内でビタミンDを作るために欠かせない要素の一つです。もちろん紫外線対策は必要ですが、季節や生活環境に応じて無理のない範囲で日光を取り入れることも大切ではないでしょうか。

健康的な体づくりを目指しましょう
体型には個人差があり、健康的とされる体重も年齢や体格によって異なります。私は、体重だけを追い求めるのではなく、栄養バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠を基本にした生活が、健康への近道だと考えています。
ダイエットを考える場合も、お薬だけに頼るのではなく、まずは生活習慣を見直し、必要に応じて医師や管理栄養士などの専門家へ相談しながら進めることをおすすめします。
まとめ
マンジャロをはじめとするGLP-1受容体作動薬は、本来は医療機関で適切な診断のもと使用されるお薬です。話題性だけで使用を判断するのではなく、期待できる効果だけでなく副作用や注意点も理解したうえで、医師と十分相談することが大切です。そして何より、毎日の食事や睡眠、適度な運動など、基本的な生活習慣を整えることが、長期的な健康維持につながると私は考えています。
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