歯医者は「大工仕事」?本当の予防医療は「毎日の食事」から|札幌市西区 クラマス歯科|金属アレルギー、メタルフリー治療|歯科医院 歯医者

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医院コラム

歯医者は「大工仕事」?本当の予防医療は「毎日の食事」から

現在、全国にはコンビニよりも多くの歯科医院があると言われています。そして、皆さんも毎日一生懸命に歯ブラシやデンタルフロス、デンタルリンスを使い、定期的に歯科医院で歯石を取ってもらっているはずです。

それにもかかわらず、なぜ虫歯や歯周病は一向に減らないのでしょうか。

私は日々診療をしながら、ふと思うことがあります。これまでの「削って、詰めて、被せる」「入れ歯やインプラントを入れる」といった治療は、実は悪くなった後の「修復工事(大工仕事)」に過ぎないのではないか、と。もちろん、壊れた部分を直す工事は必要ですし、私も日々その処置を行っています。しかし、これらはあくまで「後処置」であり、原因そのものを絶つ「本当の予防」ではない気がしてならないのです。

では、これからの医療に求められる「積極的な疾患予防」とは何でしょうか。私は、やはり「食事・食生活」に尽きると考えています。「食は命そのもの」です。栄養バランスがきちんと整っている方は、虫歯や歯周病だけでなく、さまざまな生活習慣病にもかかりにくい体をつくることができます。

昔の人には今ほど虫歯や歯周病がなかったと言われています。現代のようにコストや効率を重視した加工食品が増えるにつれ、お口や体の不調を抱える人が増えてきたのは否定できません。

本来なら、歯科医院や病院が徹底的に食事や栄養指導を行うべきなのですが、現在の医療保険制度の仕組み(処置をすることで成り立つ仕組み)の中では、なかなか栄養療法に十分な時間を割けないというジレンマもあります。だからこそ、患者さんご自身が「薬を飲まないために」「歯を削ったり抜いたりしないために」どうすべきかを、一緒に考えていくことが必要なのです。

先日、奥歯の詰め物が取れて来院された患者さんがいらっしゃいました。お口を見ると奥歯に多くのプラスティック(レジン)が詰めてありましたが、すり減りや変色が進み、噛み合う歯が伸びてきてしまっている状態でした。

プラスティックは保険が適用されるため手軽ですが、強い力がかかる奥歯では、摩耗による噛み合わせの変化や再発のリスクを繰り返しやすい性質があります。そのため、私はより耐久性や適合性に優れたセラミックなどの治療法をご提案しました。

自費診療になるため費用は高くなりますが、これから先、毎日ずっと使い続ける大切な歯です。私は、「自分の家族や大切な友人には勧められないような材料は、患者さんにも使いたくない」という想いで治療に向き合っています。

削って直すだけのサイクルから抜け出すために。皆さんもぜひ、治療方法の選択だけでなく、毎日の「食生活」という根本的な足元から、一生モノの健康を一緒に考えてみませんか。

歯の修復と身体

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