オリゴスキャン検査で測定できるビタミンについて
前回、オリゴスキャン検査でビタミンの測定が可能になったことをお話ししました。今回はその中でも、ビタミンB6・B9(葉酸)・B12についてご紹介します。
ビタミンB群は「代謝ビタミン」とも呼ばれ、生命活動の源となるエネルギー産生に欠かせない栄養素です。
ビタミンB6の働き
ビタミンB6は、糖質やアミノ酸の代謝に関わる重要な栄養素です。また「神経のビタミン」とも呼ばれ、脳内の神経伝達物質の合成にも関係しています。不足すると、神経伝達物質のバランスが乱れ、気分の落ち込み、不眠、神経症状などに関係する可能性があると考えられています。
さらに、ヘモグロビンの材料となるヘム鉄の合成にも関わり、湿疹やかゆみなど皮膚の状態とも関係が深いビタミンです。
ビタミンB9(葉酸)の働き
ビタミンB9、いわゆる葉酸は、DNAの合成や細胞分裂に関わる栄養素です。妊娠期に大切な栄養素としてもよく知られています。
また、赤血球の合成にも必要で、不足すると赤血球のサイズが大きくなることがあります。葉酸の代謝にはビタミンB12も関わるため、葉酸とB12は一緒に考えることが大切です。
ビタミンB12の働き
ビタミンB12は、造血、神経系の健康維持、核酸の合成に関わる栄養素です。通常は肝臓にある程度貯蔵されるため、欠乏は少ないとされています。ただし、胃切除後の方、萎縮性胃炎やピロリ菌感染のある方、胃酸を抑える薬を長く使用している方、菜食中心の食生活の方などでは、不足しやすくなることがあります。不足すると葉酸不足も伴いやすく、赤血球が大きくなり、血流に影響する可能性があると考えられています。
歯ぐきのコラーゲンにもビタミンB群が関わります
歯肉のコラーゲンを健康に保つためには、鉄やビタミンCだけでなく、ビタミンB6・B9・B12も関係すると考えられています。歯ぐきの健康を考えるうえでも、ビタミンB群は見逃せない栄養素のひとつです。
ビタミンB群は「単独」ではなく「複合体」で考える
ビタミンB群はそれぞれが単独ではなく相互に働くため、単体ではなく「複合体」で摂ることをお勧めしています。当院では、個々のビタミン量が調整しやすく、核酸が配合された高濃度の医療用サプリメントを推奨しています。ご希望の方は、スタッフにご相談ください。

札幌市西区琴似2条5丁目
医療法人クラマス歯科
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