ストレスと体の関係
ストレスと体のつながりについて
現代社会で「まったくストレスがない」という方は、ほとんどいないのではないでしょうか。実はストレスは、私たちの身体に大きな影響を与え、さまざまな体調不良の引き金になることがあります。
自律神経とストレスの関係
身体の働きを無意識に調整しているのが自律神経です。交感神経(活動モード)と 副交感神経(リラックスモード)がバランスを取り合いながら、私たちの身体を支えています。
ところがストレスが続くと、交感神経が過度に優位になり、緊張状態が続いてしまいます。
その結果、
- 血管が収縮して血圧が上がる
- 血糖値が乱れやすくなる
- 胃腸の働きが低下し、腸内環境が悪化
- 眠れない・イライラする
など、さまざまな不調があらわれることがあります。
お口の中にもストレスの影響が…?
交感神経が優位になると、唾液の分泌が減り口が乾きやすくなります。ネバネバした唾液が増えると食べ物をうまく消化できず、口臭・むし歯・歯周病のリスクが高まることもあります。
また、最近増えているといわれる
- はぎしり
- 食いしばり
も、ストレスによる過緊張が影響している場合があります。
ストレス対策:まずは睡眠と生活習慣から
ストレスを溜めないために、最も大切なのは良質な睡眠です。睡眠は自律神経を整え、内臓の修復や炎症の抑制にも関わっているとされています。
就寝前には、
- 食事・アルコール・カフェインを控える
- 寝ながらスマホを見ない
- パソコン作業は早めに切り上げる
といった習慣が役立ちます。

日中にできるストレスケア
日中は、散歩やストレッチなどの軽い運動を取り入れるのがおすすめです。無理なくできる範囲から始めてみてください。
また、自分の「好きなこと」を楽しむ時間を作ることも大切です。楽しいと感じる瞬間にはオキシトシン(幸せホルモン)が分泌され、ストレス緩和に役立つといわれています。

まとめ
ストレスは誰にでもあります。だからこそ、少しずつ取り組めることから始めて、心と体を整えていきましょう。
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